市長コラムバックナンバー(平成25年3月)

3月17日、創作ミュージカル「とどろん滝のガラッパどん」の公演が行われました。
これは昨年度から取り組みだした「市民提案運営型自主文化事業」の一つで、市民から文化事業の提案をしていただき、文化振興が期待されるものを市が選定し、活動助成を行うものです。選ばれた団体には、企画・運営・上演まですべて行っていただきます。平成24年度は、この事業の他に「第九を歌う会」にも助成しています。
「とどろん滝のガラッパどん」は、えびの出身の地村先生の郷土愛に多くの指導者、出演者、スタッフが共鳴し、時間をかけて創り上げられたすばらしい完成度のミュージカルでした。
昨年の7月から定期的に練習を初め、最終的には約80人が参加されました。出演者も素晴らしい演技と歌で、とても素人には見えない公演でした。何よりも市民が一体となって新しい力を堂々と表現していただいた事に心から感銘を受けました。
えびの市では、なじみの少ないミュージカルでしたが、「とどろん滝」や「ガラッパ」、「田の神さぁ」などなじみ深いキャラクターと薩摩弁も織り交ぜて、会場も一体となって盛り上がりました。今後ともぜひ継続していただきたいものです。
地村先生ご夫妻をはじめ今回の公演に関わっていただいたすべての皆さんに心から感謝します。

2月27日、企業の森づくり「い・ろ・は・す 地元の水応援プロジェクト」目録贈呈式が開催されました。
これは、南九州コカ・コーラボトリング株式会社から西諸地区森林組合へ贈呈されたもので、えびのが採水地にもなっているミネラルウォーター「い・ろ・は・す」の売り上げの一部を水資源保護のために、植林、間伐などを行う団体に還元する目的で行われています。
南九州コカ・コーラボトリング株式会社は、市内で初めて平成20年2月15日に「企業の森づくり」の協定を結んでいただき「さわやか涵養林 えびのの里」として植林、間伐、環境学習など積極的に取り組んでこられました。今後も企業・森林管理者・行政が協働で、健全な森林環境の保全に努めていきたいものです。

3月5日、防犯ブザー贈呈式が開催されました。
今年も、市内の小学校新入学児童に、西諸地区生コンクリート事業協同組合から、防犯ブザー146個が寄付されました。
今年で3年目になりますが、子どもたちの防犯に役立つ事はもちろん、企業が子どもたちの安全のためにこういった取り組みを行っていただく事で、地域全体で安心安全を確保していこうという活動に拍車がかかると思います。これらのブザーは、4月4日に予定されている「えびの市春の地域・交通安全運動決起集会」で、子どもたちにお渡しします。

3月16日、平成24年度宮崎県消防大会に参加しました。
財団法人宮崎県消防協会主催の平成24年度宮崎県消防大会が、清武町文化会館で開催されました。
大会は、殉職者への黙祷で始まり、表彰、意見発表、女性消防団員による寸劇、ラッパ隊の演奏、とそれぞれの消防人が日ごろの成果を発表し、士気を高め防災の意識高揚を図りました。
えびのからもラッパ隊が西諸代表で参加し、堂々と演奏してくれました。究極のボランティア団体である消防団員の規律正しい姿を見ると、彼らが安全に活動できるようしっかりサポートしなくてはならないし、彼らが出動しなくても良い環境を皆で構築しなければいけないと感じました。