市長コラムバックナンバー(平成25年2月)
第87号 (平成25年2月25日掲載)
陸上自衛隊第24普通科連隊・えびの駐屯地の増員増強の中央要望に行ってきました
2月14日、15日に陸上自衛隊第24普通科連隊・えびの駐屯地の増員増強の中央要望に行ってきました。
今回の中央要望は、当初、昨年11月に企画していましたが、急きょ衆議院議員選挙が入り、延期していたものです。
昨年の衆議院議員選挙の結果により新政権が誕生し、宮崎県に縁のある国会議員も増えました。防衛予算も10年ぶりに増額し、隊員も微増ではありますが、縮小削減に歯止めがかかっており、大きな期待を持って挑んだ要望でした。
今回は、佐藤正久防衛大臣政務官に直接要望ができました。また、自由民主党の安全保障調査会会長に前回の署名の写しを沿えて要望することができました。両者とも「現在の中期防は閣議決定で停止しています。今年の年末を目途に新しい計画を見直す。その論議の中で南方重視といったきちんとした考え方をまとめる必要がある。今後5か年の中期防の見直し期間である今年が大変重要である。地元の歓迎の機運は、十分伝わりました。皆さんの要望に応えられるよう頑張っていきたい」といった趣旨の回答でした。
各市町の首長、議長、関係団体とも毎回日程調整をして参加いただいています。何とか早期に結論が出て、えびの駐屯地の増員増強が図られ、地域活性化につながることを実現したいと思います。今後とも皆さんのご協力をよろしくお願いします。



生涯学習振興大会を開催しました
2月17日、生涯学習振興大会を開催しました。
これまで素晴らしい実績を重ねられた、市政功労者4人、優良団体2団体を表彰させていただきました。本当にありがとうございます。今後ますますの活躍を期待します。
また、実践発表は西上江自治公民館の地域活性化の取り組みを区長自ら行っていただきました。地域活動を通して人間の絆や生き甲斐が深くなって行く様子が良く伝わりました。
講演では、島根県・開星高校野球部監督としてチームを甲子園へ10回と導かれた野々村直通先生が、甲子園出場などを通して実感された教育論を話されました。
「今、体罰が問題になっている。子どもを死に至らしめることは決して許されないが、体罰で子どもを救うことができることもある。すべて体罰禁止となると、教員が子どもの指導に無関心になるのではないか。その事は、体罰よりも子どもにとっては悪いことである。私は、必要な体罰はあると考える」といった内容でした。
教育ニーズも多様化する中、体罰の有無より、教育者と生徒の信頼関係をどう構築していくかということがポイントではないかと感じました。しっかりとコミュニケーションを取れる環境を作っていくことが大切だと感じました。



第86号 (平成25年2月8日掲載)
「新しい力」を感じた京町二日市
2月2日、3日に京町二日市が開催されました。
昨年の二日市は、えびの市が歴史的寒波に見舞われ、市内の住宅の水道管が広域で破裂したため、対策本部を設置して対応に追われましたが、今年は打って変わって、前日までの雨が上がり、近年まれに見る快晴の2日間で、大変多くの買い物客でにぎわいました。
真幸出張所の隣に設置された特設ステージでは、オープニングセレモニーも行われ、昨年に引き続いて行われた自衛隊の装備品展示も大好評でした。
ステージイベントも開催され、県内のB級グルメを集めたグルメ通りの設置など例年にない独自の催し物もあり、100年続く買い物市に新たな工夫が凝らされていて、私たちが求める「新しい力」を感じることができました。
来年は、市も更に積極的にかかわり協働のイベント作りに協力していきたいと思います。



加久藤橋の一方通行規制を開始
2月4日、加久藤橋の一方通行規制が始まりました。
昨年11月に児童3人が巻き込まれた交通事故の発生を受け、今できる加久藤橋の交通事故再発防止策を検討してきましたが、この度、地域住民、学校関係者、警察、道路施行業者の皆さんなどの協力をいただき、予定より早く一方通行の規制を行うことができました。心より感謝申し上げます。
事故が起きてから、子どもたちを始め歩行者の方々にはご心配や精神的ストレスをおかけしましたが、ある程度安全が確保できたと思っています。しかし、歩行者の安全が十分確保できない道路は市内に数多くありますので、ドライバーの皆さんへの注意喚起と官民一体となった交通安全意識の啓発に今後とも取り組んでいきたいと思います。
また、地域住民の皆さんには規制によりご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただくとともに、抜本的な解決についても早急に結論が出るように、これまで以上に国や県にも働きかけてまいりたいと思います。



第85号 (平成25年2月5日掲載)
新燃岳の噴火を想定した西諸広域防災訓練
1月27日、西諸広域防災訓練が開催されました。
場所は、小林市のひなもり台で、新燃岳の噴火を想定した、広域連携の訓練でした。
大変寒い中でしたが、各市、各消防団、消防本部、警察署がそれぞれ連携を取り、参集訓練、現場指揮訓練、救助・救出訓練など迅速に対応できていました。課題も多く見つかり大変有意義な訓練だったと思います。具体的に行動するなかではじめて見えてくるものなどもあり、広域での防災訓練の必要性を強く感じました。
えびのの防災バイク隊も大きな役割を担っており、大変頼もしく感じました。参加された関係機関の皆さんお疲れ様でした。



人権を考える市民の集い
1月27日、文化センターで人権を考える市民の集いを開催しました。
講師は、大阪芸術大学教授・フリーアナウンサーの桑原征平さんでした。私が関西にいたころテレビやラジオなどで大活躍されていたので、元気な話しっぷりは想像していましたが、今回も予想を上回るパワーでお話いただきました。
阪神淡路大震災や海外ロケなど実体験を通して感じられた人権についての思いを、エピソードを交えてわかりやすく話していただきました。
「男であっても女であっても肌の色が黒かろうが白かろうが、金持ちであろうがそうでなかろうが、一人の人間として生きる権利を持っています。相手を思いやる気持ちが差別をなくします。」と言う言葉が印象的でした。
皆さん、周りの皆さんを十分理解していますか?思いやりの気持ちで接していますか?差別の無い社会をえびのから作り上げてまいりましょう!


更新日:2022年03月03日