市長コラム バックナンバー(平成24年6月分)
第71号 (平成24年6月29日掲載)
6月26日(火曜)、27日(水曜)陸上自衛隊第24普通科連隊の存続・増員増強要望に上京しました。
毎年行っている、えびの市・湧水町・小林市・高原町の首長、議長、関係団体で構成する期成同盟会での要望活動です。皆さんご存知のように防衛予算が削減され続け、自衛官数の削減にも歯止めがかからない状況の中で、北部九州の改編のめどが立ち、いよいよ南九州の改編もスタートし始めます。国の25年度予算編成の中で改編の中身が決定されますので、その予算編成が始まる本年8月までが正念場だと考えています。
今回は要望書の中身もこれまでの活動の写真をふんだんに取り入れ、自衛隊の活動が市民生活に密着し、市民上げて共存共栄を目指していることを強く訴えました。各会員からも強い要望が伝えられ、えびの市議会からは「第24普通科連隊の存続・増員増強を要望する決議」が渡されました。これまで以上の熱意を伝えることができたと思っています。
今後とも現在取りまとめている署名などを活用し、更に要望を続けてまいります。皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
民主党副幹事長、防衛省:下条防衛大臣政務官・岩田統合幕僚監部幕僚副長・久納陸上幕僚監部幕僚副長をはじめ鹿児島県・宮崎県選出国会議員20人に対応していただきました。ありがとうございました。






70号 (平成24年6月21日掲載)
第82回全国市長会議
6月6日(火曜)第82回全国市長会議(通常総会)がホテルニューオータニで開催されました。
総会運営委員長の原・徳島市長の進行のもと、森会長からのあいさつ、野田・内閣総理大臣、大島・総務副大臣からの来賓祝辞、自治功労市長表彰、新市紹介が行われました。
その後、議事に入り、森会長が議長となり、諸報告について了承した後、「東日本大震災からの復旧・復興に関する決議」「東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応と安全対策等に関する決議」「地震・津波等防災対策の充実強化に関する決議」「真の分権型社会の実現を求める決議」「国の出先機関改革に関する決議」「社会保障制度の充実強化に関する決議」の6件の決議を決定しました。
多くの課題が山積する中、地域住民に密着した基礎自治体である我々が、連携を取り結束することが、大きく国の発展に寄与することを再確認しました。
全国青年市長会の研修会
午後からは、全国青年市長会の研修会があり出席しました。
今回は、会員市の中から「特色ある施策」を募集し、優秀な施策を会員・一般の投票により決定し、表彰しました。結果は、以下の3施策が同票一位となりました。
- 栃木県宇都宮市「自転車のまち宇都宮の推進」
- 和歌山県有田市「スマートフォン(iPhone・Android)用公式アプリ「AR-ARIDA」開発」
- 愛媛県松山市「ことばのちからイベント事業」
私は特に、愛媛県松山市の「ことばのちからイベント事業」に感銘を受けました。
松山市では「ことば」は正しく使えば人を笑顔にし、街を笑顔にする「ちから」を持っている。と言う考え方から平成12年から「ことばのちから事業」に取り組んでいます。これまでも「全国俳句甲子園」や「ことばのがっしょうコンクール」の開催、寄せられた俳句などを町並みに生かす取り組みなどで、文化のまちづくりで実績を残しています。今回も「絆」をテーマに全国からことばを募集し、海外も含めて12200の作品の応募があったそうです。人の心を動かし人の心を幸せにするそんな「ことば」の魅力を市民総ぐるみで引き出し、全国にアピールしているすばらしい事業だと思います。これまでの入選作品の中から私が気に入った言葉を紹介します。
- 亡き父の靴 履いて出かける入社式
- お母さんの「ムギュー」幸せのおまじない
- 幸せを欲張らないでおすそ分け
- あなたを支える人がいる。あなたが支える人がいる。
また、表彰式終了後東洋大学教授 根本祐二氏による講演などが行われました。
最後は、意見交換・懇親会と大変有意義な時間を持てました。後は、えびのの政策にどう反映させて行くか…と言うことが私に課せられた課題です。今後も全国の若い市長に負けないように頑張ってまいります!
ことばのちから?二番煎じでも取り組んでみたいな~。



更新日:2022年03月03日