市長コラム バックナンバー(平成23年11月分)

更新日:2022年03月03日

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第63号 (平成23年11月4日掲載)

 10月10日深夜の職員逮捕以来、10日の庁議、11日の臨時課長会、12日の全職員を集めての市長訓示などで職員の綱紀粛正を強く求めると同時に、12日に「入札制度改善検討会」を設置し、再発防止策を検討しています。市民の信頼を得るためにも、高度な入札制度、先進的な取り組みを行おうと検討していますが、最終的に行き着くところは、職員の倫理観ということになります。

 発注者(市)は、きちんとした裏付けがある基本設計額を持っていなければなりません。また、最低落札価格もきちんとした施工が行われるための、裏付けのある基準を持っている必要があります。それには、技術職員の意見を尊重し、精度の高い発注基準を独自に持つことが基本です。その事が市民に対しても責任ある予算執行だと考えます。

 しかし、それは受注者に情報が漏れないことが前提です。健全な競争原理が働き、地元業者育成につながるには、このことが担保されないと、不公平な入札となるばかりか今回のように大きな行政不信と信頼失墜につながります。

 今回この担保が確保されなかったすべての責任は、私にあり、その責任を強く感じています。市民の皆さんや関係者の方々には本当に申し訳なく思っております。

 今私がすべきことは、再発防止に向けた新しい入札制度の構築とチェック機能の強化、そして何より私を含め職員の倫理観の醸成、モチベーションの高揚を図り、市民サービスの向上につなげることだと考えます。一日も早くその成果が具体的に市民の皆様にお示しする事が出来る様に、職員一丸となって頑張ってまいります。

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