市長コラム バックナンバー(平成23年4月分)

更新日:2022年03月03日

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第47号 (平成23年4月20日掲載)

 いよいよ23年度がスタートしました。本年度は、えびの市にとっても未来の計画を策定し、しっかりと復興を遂げる重要な年となりますが、わが国にとっても国民が一致団結し、東日本大震災からの復興を確実なものにしていく、重要な年になります。
 そんな中、13人の職員の方々が退職されました。永い間の公務、誠にお疲れ様でした。今後とも一市民として市政運営にご協力いただき、これまで以上に地域の発展にご尽力いただきますようお願いします。そして、新規採用の職員9人が、新たに各部署に配属されました。一日も早く一人前の職員として自分の能力を発揮して、市民サービスを提供できますよう、初心を忘れず、失敗を恐れず頑張って欲しいものです。

 4月3日えびの市消防団の入退団式がありました。26人の退団者に26人の入団者で、定数350人を確保しています。昨年は火災が少なかったのですが、今年は多発しており心配です。市民の生命財産を守るために危険を冒してでも任務に精励する彼らですが、今回の大震災で殉職された団員の方々のことを思うと、団員が怪我や殉職することが無いようにすることが、私の最大の任務だと改めて感じました。

 4月8日にJAえびの市主催の「馬頭観音祭」が行われました。また、その後も各地で行われた「馬頭観音祭」に出席しました。これは家畜の無病息災を祈願し、慰霊するお祭りで、毎年市内各地で行われますが、昨年は正にこのイベントの直後に「口蹄疫」が発生いたしました。その後、最終的に今年の2月5日に清浄国として認められ、一見平常に戻ったようでありますが、韓国では約350万頭の家畜が処分され、台湾でも3月にまた発生しております。さらに今回の東日本大震災の影響を考えると、今、まさに防疫に力を入れ、絶対に国内に持ち込ませないようにしなければなりません。
 4月は、県も防疫強化月間に指定していますし、畜産関係の総会やイベントでは繰り返し防疫のお願いと「20日は消毒の日」ということを啓発しています。また、市民の皆さんにも広報などを通じて改めて1年前を思い出していただき、防疫への協力を促しています。

階段に並ぶ、市長や関係者の人達の記念写真
スーツを着た男性が起立して並んでいる写真
消防団が整列し、前方で起立している制服姿の男性の写真
両手を合わせている市長と、その後ろに立っている関係者の写真
祭りの法被や衣装を着た男女と、装飾された馬のようなものを誘導する関係者の写真
鳥居の下で神主さんがお祓いをしている写真

第46号 (平成23年4月1日掲載)

 市民の皆さまにおかれましては、今回の東日本大震災の被災者の皆さまに対し、多くの温かい心遣いをいただき、心から感謝いたしております。震災を経験したえびの市と致しましても、今後とも引き続き最善の支援をしたいと思っています。

 現在えびの市の対応は、3月15日に『東北地方太平洋沖地震対策支援本部』を設置し、社会福祉協議会や区長会と協力して義援金の募集を始めました。また、200万円の見舞金を議会で議決していただき送金いたしました。

 支援物資につきましては、3月26日に窓口を市役所本庁舎1-1会議室に設置し個人の方からの受け入れも始めました。

 また、被災者が移住を希望された場合の受け入れ住宅や、保育所の入所枠の確保、生活支援などの対策を整え(基本的な生活に関わるすべての財政負担を市が行い、被災者の負担がないように考慮しています。)、その情報提供も行っています。

 市民の皆さまから、もっと積極的な支援の取り組みを望む声もたくさん届いておりますが、受け入れ先の状況を分析しますと、迅速に動けない状況があります。現状を分析し、今の市の考え方をまとめてみましたので、ご理解いただければ幸いです。また、被災された方からの情報や要望などを聞かれたら、ぜひ、お気軽に市の支援本部にご相談いただきますようお願いいたします。

  • 被災者の立場に立って、何が・いつ・どれくらい必要かを十分把握し、それを最優先しなければならないと考えています。
  • 支援者の善意が、被災者のニーズに合わないと、かえって負担をかけることになる現状が出ているので、十分注意しなければなりません。
  • 支援物資をわざわざ購入して送ると、輸送コストが無駄になり、結果として本当に必要なものが被災地に届かなくなります。
  • 支援物資はあくまでも被災者のニーズに合っていて、新品未使用であり自宅にあって使わないものが基本だと考えます。(救援物資リストに掲載されているもの)
  • 被災者のことを考えると、義援金が一番効果的・効率的だと考えます。
  • 根拠に乏しい情報に惑わされず、永い目で支援していくことが大切。半年後一年後もしっかりサポートしていくべきだと考えています。
  • 今後、被災者のニーズを随時的確に把握し、えびの市民が出来る支援策をそのつど市民に伝えていくことも重要だと考えています。
  • 行政の支援策(受け入れ体制などを含む)も随時、被災者のニーズに合ったものに見直しながら、県などとの連携も図りながら柔軟に対応しなくてはならないと考えています。
救援物資受入場所と書かれた紙が貼られた建物の窓の写真
お願いのチラシが貼られた椅子に、災害義援金募金箱が置かれている写真

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