市長コラム バックナンバー(平成23年3月分)
第45号 (平成23年3月17日掲載)
モンゴルから永田さんのレポートが入りましたのでご紹介します。
モンゴルレポート(Vol.6.:3月17日)
3月も中旬となり、日本では春の気配が感じられるころではないでしょうか。モンゴルではまだまだ-10℃前後の日々が続いております。
先週は11日(金曜)にモンゴル首相表敬があり、首都ウランバートルに上がっておりました。政府宮殿で首相を待っている間に、日本で地震があったらしいと情報が入り、首相からも「先ほどの地震に対し、お見舞い申し上げます」とのお言葉。さほど大きな地震ではないだろうと思っていた私は、まぁご丁寧だわ~、軽く受け止めていました。
一連の行事が終わり、宿泊所に帰りテレビをつけると、モンゴルのテレビ番組もすべて日本の大地震について放送していました。ようやく、日本が非常に大きな地震に遭った事を理解した私たちは大きなショックを受けました。
しかし、現在私たちは周りのモンゴル人にたくさんの温かい心をいただいています。大地震の起こったその日から翌日、翌々日と職場の同僚、知人・友人などからひっきりなしに電話やメールをもらい、日本にいる家族は大丈夫か、と心配や励ましの言葉をもらいました。
また、見ず知らずの人に声をかけられ、「あなたは日本人か?今回のことは大変お気の毒に。頑張って」とわざわざ声をかけてくれる人もおり、モンゴル人の優しさ・大きさを痛感しているところです。
モンゴル政府やウランバートル市などでは、全員の1日分の給料を義援金として捻出することを決定。また、協力隊員が配属されている職場、それ以外でも自発的に募金運動をするところが続々出ているそうです。
「モンゴルは、これまで日本にたくさん助けてもらった。今度は私たちが助けなければ。」という人たち。「世界は1つ。みんなで協力するから心配するな。」という友人。
今回の出来事で、モンゴル人からたくさんの事を学びました。
私たち協力隊員も、モンゴルから何か出来る事はないかと隊員間で募金を集めたり、暖かい衣類の輸送などを考えています。そして世界中に散らばっている全隊員が協力して日本を応援しようという動きも始まりました。
宮崎も鳥インフルエンザが発生したり新燃岳もまだ終息していないと聞いており大変な状況とお察し致します。
今回は、モンゴル人の温かさに触れ、世界中のたくさんの人が日本のことを心配してくれていることをお知らせしたくメール致しました。
また近々、私自身の近況報告もさせていただきます。
永田 名奈子
第44号 (平成23年3月16日掲載)
3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震によりなくなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災され不自由な生活を余儀なくされている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
私どももこれまで多くの自然災害を経験いたしておりますが、想像を絶する被害の大きさに叫喚すると同時に、今、私たちがやらなければならないことを冷静に確認し、迅速に行動に移しております。
えびの市では、15日に『東北地方太平洋沖地震対策支援本部』を設置し、社会福祉協議会や区長会と協力して義援金の募集や物資の調達を始めました。
また、とりあえず200万円の見舞金を議会で議決していただき送金いたしました。今後も職員の派遣やボランティアの要請などが予想されます。現時点では、しっかりとした支援連携が構築されておらず、物資等も送れないし、ボランティアの受け入れ態勢もできていないようです。被災者の方々のことを思うと歯がゆい思いもいたしますが、今私たちに出来ることは義援金と物資の確保だと思います。
市と致しましても、今後出来ることはすべて迅速に行動に移し、復興に向けた取り組みを全力で支援してまいります。市民の皆さまに置かれましても、ご協力をお願いいたしますとともに、もし、被災された方からの相談や要望などありましたら、気軽にお電話いただきますようお願いいたします。
えびの市『東北地方太平洋沖地震対策支援本部』(企画課 計画係)
電話番号:0984-35-1111(内線321)
第43号 (平成23年3月9日掲載)
3月5日~6日にかけて岡山県岡山市駅前で「南九州旅フェア」に参加し、えびのの観光PRをしてきました。この取り組みは九州新幹線全線開通を控えた鹿児島県、熊本県、宮崎県3県合同での取り組みであり、大変好評を得ました。特に「みなほ」は人気があり、地元の新聞記事にも大きく掲載され、えびののことを印象付けられたと思います。
あと、3月12日(土曜)には新八代駅で物産販売と観光PRを行う予定です。
第42号 (平成23年3月8日掲載)
九州新幹線全線開通に併せて、「宮崎駅⇔新八代駅間」の直通高速バスの運行が、いよいよ始まります!
当初の計画には、えびのインターチェンジに停車がなかったため、市と観光協会・商工会で要望活動を行った結果、えびのインターチェンジにも上り下り4便ずつ停車することになり、アクセスを確保できました。
今後も、関西や福岡方面からの観光客誘致等に向け、受け入れ環境を整えつつ利用促進も図らなければなりません。皆さんのご協力を重ねてお願いいたします。
ちなみに、えびのインターチェンジ ⇒ (高速バス) ⇒ 新八代駅 ⇒ (新幹線) ⇒ 博多駅まで、約2時間で到着します。料金は、2枚きっぷ(往復割引)で、総額11,000円で利用できます。
第41号 (平成23年3月2日掲載)
一面の雪景色で始まった2011年も、あっという間に2カ月が過ぎてしまいました。
昨年の口蹄疫は、終息宣言があり正常性も確認され、「終了した」感じがあり、一応一区切りすることが出来ました。
しかし、本年に入ってからは、口蹄疫の韓国での発生状況、新たな鳥インフルエンザの発症、新燃岳の噴火など、終期が予想することが出来ない状況にあります。と言うより一年間を通じて対応しなくてはならない状況が予想されており、実際そのような対応をせざるを得なくなっています。
市民・住民の安心安全の確保は、行政の最も大切で、基本的な役割だと認識していますので、今後とも自治体を越えた連携をとって、万全を期していきたいと思っています。
(平穏な霧島を見ていると逆に気が引き締まります。風向きの情報を毎日確認している今日この頃です。)
(火山地質の情報や河川流末の情報などを精査しながら、シミュレーションを行っていますが、予測が難しいのが現状です。)
更新日:2022年03月03日