市長コラム バックナンバー(平成23年1月分)
第39号 (平成23年1月28日掲載)
2011年もすでに12分の1が過ぎようとしております。昨年の口蹄疫に引き続き、鳥インフルエンザの発生、新燃岳の噴火など、私たちを取り巻く自然界は、人々の生活を脅かし続けています。これが自然との共存と言うことなのでしょうが、改めて人間の力の小ささを実感しています。畜産や火山の恩恵を受けている我々にとっては複雑な想いです。とにかく一刻も早く平穏な時が訪れるように万全の対策を取りながら、近隣自治体や関係機関と一致団結して取り組んでまいります。
皆さんの防疫・消毒の協力と風評被害を出さないように鶏肉・卵の消費への協力、そして入山禁止への協力をお願いします。
第38号 (平成23年1月18日掲載)
今年の年明けは、大変な寒さに見舞われています。霧島の雪も解ける気配を見せず、「寒さが厳しいですね」があいさつとなっています。今朝の市内の最低気温も氷点下でした、市民の皆さん体調管理には万全を尽くしてください。
そんな中、新春の恒例行事が執り行われました。5日の成人式、6日の市長旗争奪グラウンドゴルフ大会「110番の日」、2011年新春賀詞交歓会、8日のえびの駐屯地新年交歓会、9日の消防出初式、11日の農協主催子牛品評会、16日の第46回冬季剣道大会などなど、このほかにも多くの団体の方々等と新春のあいさつをさせていただきました。「今年はいい年になると良いですね」と多くの方々から声をかけていただき、改めて復興への責任を感じました。これからも一致団結して頑張ってまいりましょう!
第37号 (平成23年1月4日掲載)
皆さま新年明けましておめでとうございます。
新年早々モンゴルから永田さんのレポートが入りましたのでご紹介します。
モンゴルレポート(Vol.5:12月31日)
今年も残りわずかとなり、新年を迎える準備でお忙しい事と思います。
今日はモンゴルの正月についてご紹介します。
モンゴルでは旧正月を盛大に祝うため、「年始は大した行事ではないよ」と聞いていました。
旧正月は家族や親戚で、新暦正月は職場や学校で祝賀をするのが慣例のようです。
新暦正月は、12月下旬に各職場や友人同士でレストランを貸しきってパーティをします。日本の忘年会にあたる気がします。
大した行事ではないと言っていた新暦正月を祝う会。。とんでもない!!
その派手なこと派手なこと!
パーティがある日は仕事を早めに切り上げ、女性陣は美容院へ髪のセットへ行きます。衣装は結婚式にお呼ばれした時の様なドレスや、モンゴル民族衣装の生地で作ったスーツなど。この寒い中、真夏のような格好でどうやって会場まで移動するのか不思議だったのですが、移動する際はドレスの下に暖かいズボンをはいて、靴は会場に着いてから履き替えていました。気合の入れようがスゴイですね。
そして、ただ食べて飲むだけではなく、カラオケを歌いダンスを踊り出し物を披露し、職場によっては司会者や音楽の演奏者を呼び、記念品授与?プレゼント受け渡し式?みたいなものも行われます。
ダンスは、催し物がある時の必須項目ですが、必ずディスコタイムと社交ダンスの2種類があります。
ディスコの音楽が流れると全員で輪になり、50代、60代の方々も若者に負けず劣らずそれはそれは上手に踊ります。
社交ダンスでは音楽によってステップを変え、時々話しをしながら楽しそうに踊っていました。(私が小さかったころ、祖父が焼酎を飲んでいい気分になると「ダンスを踊ろう」と言って祖父と社交ダンスのまねごとをしたことがありますが、恥ずかしくてあまり相手をしなかったのを思い出します。あのころじいちゃんによく習っておけば良かったなぁ、と思う夜でした。)
(我が教育局のパーティは人数も少ないため、こじんまりと地味なほうです。)
歌は、日本のように次から次へと新曲が出るわけではないので子供からお年寄りまでみんなが知っている歌がほとんどです。
レストランの中の飾りつけはクリスマス仕様でサンタクロースやクリスマスツリーなどが飾られています。サンタさんの格好をしてパーティに参加する人もいるようです。でも、交わす言葉は「あけましておめでとう」どうやら、クリスマスと正月が一緒になっているようです。
日本のように娯楽が豊富ではないので、数少ない行事のときに思いっきりおしゃれをして楽しむのだろうなぁと感じました。(レストランやカラオケなどありますが、普通の家庭の人はめったに行く事はありません。)
一方、子供たちはというと、やはり学校や幼稚園で行事が行われます。まず、12月の始めに学習発表会のようなものが行われます。合唱・独唱・ダンス・民族楽器演奏・寸劇・詩の朗読などです。コンテストも兼ねていて、高得点を獲得したクラスまたは個人が「正月の祭り」の行事で披露する事が出来ます。この「新年の祭り」への出場権を得るためにどのクラスも燃えます。授業そっちのけです。
1学校1,000人~2,000人の生徒がいるので学習発表会を行うのにも2,3日かかります。さらに停電と重なるともう2,3日伸びます。
この発表会が終わると12月下旬に行われる「新年の祭り」の準備が始まります。出演者は技術の更なる向上、衣装の準備、会場設営…。授業そっちのけです。
更に言わせてもらうと、新暦正月が終わると2月には大イベント旧正月が待っています。きっと…授業そっちのけです(笑)
モンゴルでは、大みそかの夜はシャンパンを飲んで新しい年を祝い、元日はゆっくり休むそうです。ちなみに、祝日は元日のみです。まだ年が明けていないので分かりませんが、大みそかや正月よりもその前の年の瀬にいろいろ行事があるようです。
以上、モンゴル正月情報でした。
みなさま、よいお年をお迎えください!!
永田 名奈子
更新日:2022年03月03日