市長コラム バックナンバー(平成22年6月分)

更新日:2022年03月03日

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第21号 (平成22年6月30日掲載)

 ようやく口蹄疫防疫対策に出口が見えてきました。疑似患畜、ワクチン接種の家畜の殺処分のめどが立ち、移動制限が解除される可能性が高くなり、県全体の清浄化の見込みも見えてきました。

 これまで多くの方々のご協力と犠牲に感謝しながら、緊張感を持ってその日を迎えたいと思います。

 市役所では、被害を受けられた畜産農家の皆さんに対する助成や支援はもとより、まち全体の復興に向けた検討を進めています。清浄化を勝ち取った自治体として、市民が一致団結し防疫を成功させたまちとして、誇りを持って市制施行40周年を盛り上げていきたいと思います。市民の皆さんのご協力を重ねてお願いいたします。今度は市民が一丸となって復興に向けて盛り上げてまいりましょう。

 備えあれば憂いなし!市役所では、梅雨に入り豪雨・土砂災害への警戒も強めています。皆さんも事前に意識を高めて、災害に備えておいていただければ幸いです。

 詳しくは、防災豆知識をご覧ください。

市内幼稚園の園児2名から絵が描かれたメッセージを受けとる市長の写真
市内幼稚園の園児と、絵が描かれたメッセージを持つ市長が集合し記念撮影をしている写真
北澤防衛大臣が、マイクを持って話をしている写真
作業着を着た山田農林水産大臣が、マイクを持って話をしている写真

 6月18日、父の日を前に「えびの市地域婦人連絡協議会」の皆さまが、花束を持って来庁されました。

 毎年恒例の取り組みと言う事で、教育長ともども、えびの市の父親を代表して素敵な花束に添えて過分なねぎらいの言葉をいただき大変感激いたしました。

 口蹄疫対策で気が張っている中に、素晴らしい心遣いをいただき大変元気をいただくとともに改めて責任も感じた一日でした。

 来年の母の日は、市内のお母さんを代表して、ぜひ花束を受け取っていただきたいと思いました。

えびの市地域婦人連絡協議会の6名の女性とひまわりの花束も持つ市長と男性の記念写真

第20号 (平成22年6月16日掲載)

 4月に掲載した市長コラム第11号以来ほとんど口蹄疫の記事になっていますが、この目に見えない疫病はなかなか終息の兆しを見せてくれません。あんなに万全の対策をとっておられた都城や宮崎、日向にも感染が広がってまいりました。

 多くの皆さんが力を落とされていると思いますが、なんとしても県民総力戦で清浄化に向けた結束を高めていかなくてはなりません。時間がたつと緊張感を持続するのが難しくなりますが、何としてもこの持久戦を市民一丸となって勝ち抜いていきたいと思います。

 皆さんあとひとふんばりです。必ず清浄化を迎える日が来ます。希望を持って力を合わせていきましょう。

 今こそ、一人ひとりが出来る事を徹底してまいりましょう。

市内保育園、小中学校から送られた千羽鶴と、額に入った賞状を持つ生徒4名と、市長、男性の記念写真
青い作業着を着た菅首相が両手でマイクを持って話をしている写真
篠原副大臣との意見交換の場で、6名の関係者が、市長室で着席し話し合いをしている写真

第19号 (平成22年6月9日掲載)

 今年の3月22日から2年間、「青年海外協力隊」としてモンゴルで音楽の先生として活動を始められた、えびの出身の永田名奈子さんからメールをいただきました。

 活動の様子やモンゴルの様子を伝えていただきましたのでご紹介いたします。

モンゴルレポート(Vol.1:4月19日)

 村岡市長様先日、青年

 海外協力隊の表敬訪問でお世話になりました、永田名奈子です。

 モンゴルに来て約3週間が経ちました。まだウランバートルでの集団生活で、語学訓練中ですので心強いですが、今週末いよいよ任地へ赴きます。任地での生活がどうなるか、まだ見当もつきませんが頑張るしかないですね。

 こちらはまだ、マイナスの世界ですが、来た頃よりも暖かく、-2.3℃は暖かいと感じるようになり人間の適応力の早さにみんなで驚いているところです。

 食べ物は、やはり羊ばかり…。匂いと独特の味にまだ慣れず、食べ物には少し苦労しています。田舎に行けば、羊も新鮮なので美味しいと先輩隊員に励まされて、任地へ行くのを少し期待しているところです。

 首都は想像以上に発展していて、あまり苦労はありません。この1週間で必要な物をそろえてからゴビへ行こうと思っています。

 活動が始まっていないので、まだ観光気分が抜けませんが、来週から環境が変わるので、モンゴル語にも力を入れて頑張らなければ…。

 あさってから3日間、ゲルに泊まって現地生活訓練が行なわれます。

 いろんな体験をして、大きくなって日本に帰りたいです!!

 また、時々近況を報告させてください。

 永田 名奈子

モンゴルレポート(Vol.2:6月6日)

 村岡市長様、こんにちは。モンゴルより永田です。

 まだまだお忙しい事とは思いますが、口蹄疫問題も終息を向かえつつあるようで、少し安心したところです。

 私の方は任地のゴビへ来て2週間余りが経ちました。ウランバートルと違い、砂漠気候で乾燥もひどいし1日中砂埃が舞っています。(ここから1時間も行けば黄砂の発生地の一つであるゴビ砂漠なので、部屋の中も常に砂が入ってきます。)でも、ゆったりと時が流れて、人も大らかです。

 今の時季は朝4時半に夜が明けて夜9時半頃まで明るいです。真夏は10時ぐらいまで明るいそうです。

 ゴビに来て1番の事件はこの2週間余りで停電が6回もあった事です。そのうち1回は5日間にも及ぶながーい停電…。コンロも電気コンロなので料理も出来ないし、冷蔵庫の中のものは悪くなる、シャワーも出来ない、ろうそく1本の火の中ぼーっと過ごしながら電気のありがたさを感じた日々でした。ウランバートルでは断水も何回か経験し、日本がいかに住みやすい国かと再認識する機会を与えてもらっているところです。

 さて、活動の事ですが、私の勤務地はここ、ダランザドガド市内の幼稚園・小・中・高校の巡回指導と、ここから25キロ離れた村にある音楽学校での指導です。残念ながら、赴任してすぐ学校が夏休みに入ってしまったため、今は配属先の教育局でモンゴルの勉強に励んでいます。

 村の音楽学校が離れているので、私には特別に2つの家が用意されました! 市内の家と村での家です。(といっても村の方の家は遠くから通ってくる生徒が入っている学生寮で。現在は活動がないので街の方の家に住んでいます。こちらは街で1番新しく出来た設備の整っているアパートです。なんといっても温水シャワーがあるのですから!!(でも、給湯器が小さすぎてシャワーを浴びるのに覚悟を決めないといけないぐらいのぬるさです。)

 打って変わって村の学生寮は、1日が水汲みから始まり、トイレは大自然の中で…というワイルドな生活になります。冬の寒い時期はちょっとつらそうですが、同じ地で現代的な生活と大部分のモンゴル人と同じような環境で生活するという2パターンを経験出来るなんてラッキーだと思います。

 この環境を思いっきり楽しもうと思います。

 モンゴルの夏は短いので、モンゴル人は夏を思いきり楽しみます。子供も大人も夏休みが長いです。休みに向けてどこで何をするかという話題に絶えないこの季節…。私も、たった2回しか味わえないモンゴルでの夏を楽しもうと思います!!

 えびのもだいぶ暑いと思いますが、お身体に気をつけてお過ごしくださいませ。また、報告させていただきます。

 永田 名奈子

 (写真はダランザドガド市内から音楽学校の村へ向かう途中に見かけたラクダ飼いです。)

周りに何もない広い平原でダランザドガド市郊外のラクダ飼いが2頭のラクダを連れている写真

第18号 (平成22年6月7日掲載)

 4月20日の口蹄疫発生以降、皆さんに置かれましては防疫体制にご協力いただき心から感謝いたします。特に4月28日のえびの市での発生以降は、地域や企業による自主防疫や消毒ポイントでのご協力、イベント等の自粛要請など多くの皆さんのご協力をいただきながら防疫体制を整えてまいりました。

 おかげさまで、6月4日をもって移動制限が解かれ、えびの市での口蹄疫終息宣言が出されました。これもひとえに関係機関と市民が一丸となって勝ち取った成果だと思います。本当にありがとうございました。

 農家の皆さまに置かれましても、この一カ月半は、これまでに無い大きな試練だったと思います。言葉にできない不安や無念、憤りを感じられたと思います。これらを払拭するためにも、今後も引き続き国や県と力を合わせ、財政支援を強化し国や県で不足する部分は、市独自の政策を織り込みながら、畜産の活性化、農業の振興に全力で取り組んでまいります。元気で活力ある農業を取り戻すことが、えびの市全体の活性化につながると確信しています。一緒に頑張ってまいりましょう。

 最後に、えびの市口蹄疫防疫対策本部では、宮崎県全体の清浄化が確認されるまで、引き続き防疫体制を整えてまいりますので、市民の皆さまにおかれましても、引き続き気を緩めること無く、ご協力賜りますようお願いいたします。

 そして、児湯・西都の皆さまには、心からエールを送りたいと思います。同じ経験をした自治体として、気持ちが分かる住民として一日も早い終息に向けて協力していきたいと思います。県全体の終息を喜べる日まで、一緒に頑張ってまいりましょう!

東国原知事と町長と関係者が着席して話をしている写真
防護服を着たスタッフ2名が白い車両の消毒作業をしている写真
市長室にて町長と関係者が着席して話をしている写真
スーツを着た男性2名と、町長が向かいあって立っている写真
両ひざをついて目線の高さを園児にあわせた市長が、市内幼稚園の園児から義援金を受け取っている写真
3名の制服を着た女子生徒の1人から封筒を受け取る市長の写真

この記事に関するお問い合わせ先

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郵便番号:889-4292 宮崎県えびの市大字栗下1292番地

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