適量飲酒・休肝日を設けよう!
国は「節度ある適度な飲酒」を、1日当たり、純アルコールで男性は約20g程度(表1)、女性はその1/2程度としており、生活習慣病のリスクを高める1日量は「男性40g以上、女性20g以上」としています。
しかし、えびの市では飲酒をする20~74歳の半数以上が純アルコールで20g以上の飲酒をしている状況があり、中でも40g以上の飲酒は国や県の2倍となっています。(表2)
飲食物の処理(代謝)は肝臓で行いますが、アルコールの代謝は最優先で行われ1時間に約7gずつ処理するため純アルコール20gだと約3時間かかります。この間、食べた物(食事やつまみ)は処理できず、アルコール代謝が終わるまで待っていることになります。つまり、過度な飲酒はアルコール代謝に時間がかかり、食べた物の栄養の処理はできないまま朝も血液中に残っていることになり、そのことが中性脂肪や肝機能の数値が上昇する原因となるばかりでなく、体重増加や生活習慣病の発症へつながっていきます。
適正体重を維持し、生活習慣病、肝疾患、がん等の疾病を予防し、一生健康でお酒を楽しむために、適度な飲酒と週2日の休肝日を設け、「節度ある適度な飲酒」を心がけましょう。
【表1】純アルコールで20g程度の目安
【表2】1日の飲酒量が2合(純アルコール40g)以上の人の割合
あなたの飲酒量はどれくらい?
厚生労働省より、依存症の理解を深めるための普及啓発事業にて、純アルコール量とアルコール分解時間を把握するためのWebツール「アルコールウォッチ」がリリースされています。
ツールでは、飲んだお酒の種類と量を選択することで純アルコール量と分解時間を簡単に把握できます。
まずは、「アルコールウォッチ」で自分の飲酒量をチェックしてみませんか?
【ツールイメージ】

アルコールウォッチのトップ画面

自分の飲んだお酒を選択して自動計算できる

アルコールウォッチの結果画面
更新日:2025年04月25日