真幸駅
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真幸駅(まさきえき)は宮崎県えびの市の山間にあるJR九州肥薩線(えびの高原線)の駅です。宮崎県で初めてできた駅としても知られていて、駅舎は1911年開設そのままの姿で残っています。
ホームの中央に幸せの鐘が置かれ、チョット幸せな人は1回、もっと幸せを願う人は2回、いっぱい幸せの人は3回鳴らすとされています。真幸が、真の幸せに通じるものとして入場券が全国的に人気です。
険しい山線の区間にあるため、列車は真幸駅にいったん入り、引き返した後、再び駅の上の線路へと折り返す逆Z型のスイッチバックが設けられています。
真幸(まさき)地名の由来
えびの市を含む西諸県地域の大部分を、昔「真幸院」と呼んでいました。「日向国史」によれば、平安時代の朝廷の書物「延喜式」に「日向に真斫駅(まさきえき)あり」とあります。「真斫駅」は官道に設置された伝達用早馬の駅で、「真斫」の意味は細長い地形に由来すると言われています。加久藤盆地の地形から「真狭き土地」の意味で「真斫」になり、「真幸」になったようです。JR真幸駅は旧真幸町(合併後えびの市)に位置する駅です。
更新日:2022年02月28日