オーガニックビレッジ宣言

えびの市では2015(平成27)年から、有機農業をはじめとする「えびの市環境保全型農業推進協議会」が組織され、環境保全型農業に取り組み始め、2020(令和2)年から2期対策にも継続して取り組まれており、現在、7経営体、46haで環境保全型農業が展開されています。

また、近年の有機農産物に対する消費者ニーズの高まりをはじめ、国の「みどりの食料システム戦略推進」など農業生産における環境負荷を低減することへの機運の高まりを踏まえ、本市の取組みを広く周知するとともに、地域における生産から消費までの循環構造を構築し、環境負荷の低減を実践する農業経営体を後押ししていく仕組みづくりが求められています。

さらに、えびの市は、畜産業も盛んであり有機質資材の原材料の賦存量も多くあることから、これらを良質堆肥化し農地への還元を行うなど、耕種部門と畜産部門が連携協力する体制の構築がさらに必要となっています。

こうした中、有機農法や慣行農法の違いにかかわらず、お互いの農法を理解し尊重しながら、今後、環境負荷の少ない農業を展開する新たな視点や対応方法等について農業者や農業関係者、地域が一体となって考えるなど、えびの市全体の活性化を目指してここに「オーガニックビレッジ」を宣言します。