熱中症にご注意ください
熱中症とは
熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温を調整する機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
暑さの感じ方は、人によって異なり、その日の体調や暑さに対する慣れなども影響しますので、体調の変化に気を付けましょう。特に、高齢者や子ども、障がいのある人などは注意が必要です。
熱中症の症状
熱中症の症状は3つに分類されており、1度、2度、3度の順に症状は重くなります。
1度…めまい・失神、足がつる など
2度…吐き気、嘔吐、倦怠感、頭痛 など
3度…意識障害、痙攣、手足の運動障害、高体温
熱中症予防行動をとりましょう
熱中症は、屋外だけでなく屋内で何もしていないときでも発症し、症状が進むと命に関わることがあります。しかし、普段から適切な熱中症予防行動をとることができれば、最悪の事態を防ぐことができます。
〇熱中症に負けない体づくり
熱中症を予防するためには、体づくりが欠かせません。バランスの取れた食事を1日3回とること、しっかり睡眠をとること、適度に体を動かすようにしましょう。
〇暑さに対する工夫
暑さは、日々の生活の中の工夫や心がけで和らげることができます。無理な節電をせずエアコンを使用したり、冷却シートや氷枕などの冷却グッズを使用したりするなどしましょう。
自分のいる環境がどれぐらい熱中症の危険度が高いのかを気にする習慣を身に付けることも大事です。
〇こまめに塩分・水分補給
のどが渇く前に、時間を決めてこまめに塩分・水分補給をしましょう。
〇熱中症警戒アラートを活用
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に県から発表されるものです。発表された情報はテレビやSNS等で発信されます。
熱中症警戒アラート発令時は徹底した熱中症予防行動をとりましょう。
また、近年、過去に例のない危険な暑さとなる事が多数発生している事から、令和6年4月24日より熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)の運用が始まりました。
内容については、下記リンクをご覧ください。
熱中症が疑われるときには
熱中症は気づくことで防ぐことができます。身近な人への見守りや声かけを行い、熱中症予防行動に市民全体で取り組み、熱中症にならない環境づくりをしましょう。
熱中症が疑われるときは、以下の行動をとりましょう
1.涼しい場所へ移動しましょう
2.首や脇などの大きい血管が通っている部分を冷やして、体温を下げましょう
3.塩分や水分を補給しましょう
(嘔吐の症状や意識がない場合は、無理やり水分を取らせることはやめましょう)
参考
熱中症予防のために(厚生労働省) (PDFファイル: 958.1KB)
高齢者のための熱中症対策(厚生労働省・経済産業省・環境省) (PDFファイル: 1.5MB)
災害時の熱中症予防(内閣府・消防庁・厚生労働省・環境省) (PDFファイル: 878.6KB)
更新日:2024年08月07日