帯状疱疹(たいじょうほうしん)という病気を知っていますか?

更新日:2023年10月23日

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帯状疱疹(たいじょうほうしん)は早期に受診すると必ず軽快しますので、帯状疱疹かもと思ったら心配せず早めに受診しましょう。高齢者は特に神経痛のような痛みから始まります。入浴などで体を温めると痛みが緩和され、シップ貼付等で患部を冷やすと痛みが増強するときは帯状疱疹かもしれません。
身体の片側にいつもと違う違和感や痛みがある時は、皮膚をよく観察し赤い湿疹が出てきたら、早めに医療機関を受診してください。

帯状疱疹とは

季節の変わり目や疲れがたまった時などに注意しなければならない病気の一つで、50歳から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。また、日本人は90%以上が帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜んでいると言われています。

帯状疱疹の症状

帯状疱疹にかかると、体の片側の皮膚の違和感やかゆみ、しびれとして感じる程度から、焼けるような痛みまでさまざまな痛みがあります。その後、痛みのある部分の皮膚が赤く腫れ、水膨れを伴う赤い発疹が帯状に現れ、徐々に痛みが強くなり、眠れないほど痛むこともあります。この強い痛みは皮膚の症状がある所やその周囲に現れ、3週間から4週間ほど続きます。

発症する原因は免疫力の低下

子どものころにかかった水痘ウイルスが体内に潜んでいて、普段は免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため、発症することはありませんが、疲労、ストレス、加齢などによって免疫が低下することでウイルスが再び活動しはじめ、帯状疱疹として発症します。
日ごろから体調管理を心がけ、免疫力が低下しないような生活をすることが大切です。

免疫力が低下しないような生活とは

  • 質の良い睡眠と休息
  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • リラックスできる時間をもつ など 

傷み・発疹が現れたら速やかに受診しましょう

帯状疱疹の治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」と痛みを和らげる「鎮痛剤」などが使われますが、皮膚の症状によっては「ぬり薬」が処方されることもあります。
抗ウイルス薬は発疹が出てから72時間以内に飲み始めることが望ましいとされていますが、発疹が出てからすぐに医療機関を受診する人が少ないのが現状です。体の片側に「じっとしていても痛い」と感じるほどの痛みがあり、そこに発疹が現れたら、医療機関に相談してください。

50歳から60歳までにワクチン接種を

帯状疱疹を防ぐには、予防接種が有効とされており、ワクチンを接種することで、発症や重症化を抑えることができます。現在、帯状疱疹ワクチンの公費助成はなく全額自己負担となりますが、免疫の低下が起こる前、50歳から60歳までの間にワクチンを接種しておくことが勧められます。

参考(広報えびの令和3年12月号より)

広報えびの令和3年12月号に帯状疱疹の記事を掲載していますので、ご参照ください。

参考(外部リンク)

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