毎年4月2日は「世界自閉症啓発デー」、4月2日から8日までは「発達障害啓発週間」です

更新日:2024年03月20日

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「世界自閉症啓発デー」は、平成19年2月に国連総会で決議され、自閉症について、家族や社会全体の理解が進むように意識啓発の取組を図ろうとするものです。

また、全国で4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」とし、自閉症をはじめとする発達障がいへの理解促進のための啓発活動を行っています。国民一人一人が広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障がいがある人が、社会、経済、文化、その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的とした週間です。

自閉症とは

自閉症は、脳機能の発達の仕組みにより、コミュニケーションの苦手、視覚・聴覚など感覚の過敏(またはその逆)といった違いが生じる状態です。

これらはすべて脳機能の発達に起因するもので、育て方による問題ではありません。「自分の殻に閉じこもる状態」や「親の愛情・しつけ不足」によるものという認識は誤解です。

具体的な特徴

大きく2つあげられます(この特徴は生涯にわたり続きます)

特徴
他者との関わりにおいて、視線や表情などを適切に表現したり、そこから心情をくみ取ったりすることが難しく、気持ちの共有や、コミュニケーションが苦手。
行動や活動、興味の関心の幅が狭い。また、感覚やそのとらえ方が独特。そのため、一つの物事に強く執着する場合もある。

特徴の現れ方には個人差があります。

また、同じ人でも、その時々の環境によって特徴が目立つこともあればほとんど目立たないこともあります。経験を重ねることで、スムーズなコミュニケーションや社会的な態度を身につけることも可能です。

自閉症の理解のために

自閉症の人たちは、その特徴の影響で周囲から誤解されたり、理解されずに孤立したりすることがあります。周囲の人が自閉症の特徴について知ることで、誤解が少なくなり、お互いに心地よく豊かな交流ができるようになっていきます。

自閉症の人たちが生活しやすい社会は、みんながしあわせに生活できる社会につながります。この機会に発達障害についての知識や理解を深めましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

えびの市 福祉課 障がい福祉係

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