えびの高原池めぐり
池めぐりは、霧島錦江湾国立公園の四季の変化に富んだ雄大自然を満喫できるトレッキングコースです。林野庁の「森林浴の森百選」に選ばれているほか、時折出会うことのできる「えびの高原の野生鹿」の鳴き声は、日本の音百選に選ばれています。
えびのエコミュージアムセンター近くの登山口から、時計回りに三つの火口湖(白紫池、六観音御池、不動池)をめぐる池めぐりコースは、白鳥山山頂近くで急な勾配はありますが、それぞれの火口湖の表情を楽しみながら、約2時間で一周できるトレッキングコースです。白鳥山の山頂部には直径600メートルの浅い火口があり、南には桜島が見える展望が開け、韓国岳の山容もまじかに見ることができます。
(注釈)現在は火山ガスの発生に伴う一部登山道の立入規制により下記コースの一部が通れなくなっています。ご利用の際にはあらかじめ上画像をご確認ください。
ゆったり池めぐりコース(約100分)
えびのエコミュージアムセンター~えびの展望台~白紫池~六観音御池~不動池~足湯の駅えびの高原
※現在上記のルートでは通行できません。事前に通行可能な登山道をご確認の上、登山をお楽しみください。
白鳥山登山コース(約2時間)
えびのエコミュージアムセンター~えびの展望台~二湖パノラマ~白鳥山山頂~白鳥山北展望台~六観音御池~不動池~足湯の駅えびの高原
甑岳登山コース(約150分)
登山口~分岐を右へ~分岐を右へ~山頂~火口入口~地塘
えびのエコミュージアムセンター
池めぐりやハイキングなど高原を楽しむための情報を提供しています。トレッキングの拠点としてご利用ください。
えびの展望台
韓国岳を真正面から望ます。硫黄山、すすきヶ原、ミヤマキリシマ低木林、赤松林、などが目の前に広がり自然の変移が観察できます。
二湖パノラマ展望台
名前のとおり、六観音御池と白紫池の2つの火口湖を遠くに韓国岳を望む大パノラマは圧巻です。
白鳥山山頂
やや急な坂を登る標高1363メートルの白鳥山山頂。遠くは桜島や宮崎・熊本の県境にそびえる市房山まで見渡せる大パノラマ。
白鳥山北展望台
林が途切れて視界が開けるところが展望台です。韓国岳の撮影スポットしてもお勧めです。
白紫池
直径250メートルの火口湖。水深1メートル程。かつては、天然のアイススケート場として利用されていました。冬場は霧氷の美しい所としても有名です。
巨木杉
推定樹齢五百数十年で、六観音参拝の折に植えられたものと伝えられています。
六観音堂(豊受神社)
六観音御池そばにあります。かつては六観音の像を祭る仏堂であったが、後に馬頭観音を祭るようになったという。明治期に豊受神社と改称されました。
六観音御池展望台
霧島の火口湖の中でも最も美しいとされるコバルトブルーの湖。直径400メートル水深14メートル。広葉樹や針葉樹が池に映え、まさに絶景です。
紅葉の散策路
スギ、カエデ、モミ、ツガ、キリシマアカマツなどに囲まれ、様々な野鳥の鳴き声が楽しませてくれます。
野生鹿
鳴き声を夕方から朝方にかけて聞くことができます。とくに秋になると、雄鹿が雌鹿を呼ぶ「キーン、キーン」という鳴き声が高原の暗闇によく響きわたります。
硫黄山
1768年(江戸時代)にできたと考えられている、霧島山の中では最も新しい火山体です。硫黄山では1962年(昭和37年)まで硫黄が採掘されていました。
すすきヶ原
韓国岳の裾野に広がる平原。穂先をエビ色に染めたススキが、「えびの」の由来となった。
不動池
韓国岳の北西にある直径200メートル、水深9メートルの火口湖です。酸性度が高くコバルトブルーをしています。
足の湯
天然温泉が湧き出る足湯。足をぽかぽか温め疲労回復にも効果大。登山やトレッキングの後にどうぞ。
更新日:2023年01月24日