市民の皆さまへのお願い
一時期は収束に向かうと思われていた新型コロナウイルスにつきましては、PCR検査数が増えたとは言え、陽性患者数が激増し、県内でもクラスターが発生。県内全域に休業要請が出る事態となり、まったく予断を許さない状況です。
現時点では、小林保健所管内(小林市・えびの市・高原町)での陽性患者の報告は一例のみですが、無症状の感染者がおられる可能性は十分にありますし、いつだれが陽性患者となるかわからない状況です。
一人ひとりの感染防止が一番大切なことではありますが、感染された方の人権への配慮も大切です。感染者が発生した自治体では、感染者への誹謗中傷やデマ、感染ルートが公表されないことへの不満などで、人間同士の信頼関係に大きな歪みが生じています。
感染者が一番の被害者であることを認識して、特段の配慮をお願いいたします。
もし、えびの市内で陽性患者が確認された場合、宮崎県から市役所に情報提供がなされます。内容としては、県のホームページに掲載されるものやマスコミ報道されるもの以外にはありません。
(注釈)判明日、年代、性別、居住地、現在の状況、濃厚接触者の状況 といった情報です。
これを受け市役所では、市民への情報提供を行うとともに公共施設の閉館や注意喚起を行います。
感染者の隔離や疫学調査(感染ルート調査や濃厚接触者の把握)は、すべて小林保健所で行われます。施設の消毒については、基本的に施設の管理者が保健所の指導により実施することになっており、保健所から市に対して消毒の要請の指示があれば対応することになります。
また、現在それぞれの事象により、感染ルートなどの情報開示に差が生じていますが、調査内容は、保健所と県が把握しており、本人や企業の同意があったものしか出しませんので、差が生じているものです。えびの市独自で情報を収集することはできない環境にあることもご理解いただきたいと思います。県からの情報はいち早く市民の皆様に伝え、対処していきたいと思います。
市民の皆様には、以上のようなことを十分ご理解いただき、新しい生活様式を徹底し感染リスクの高い地域への往来は慎重にして頂きますようお願いいたします。
市政施行50周年!市民一丸となって、この難局を乗り越えていきましょう。
令和2年8月13日 えびの市長 村岡 隆明
更新日:2022年08月26日